miso

1974年生まれ。
夫と長女(6歳)、次女(1歳9ヶ月)との4人暮らし。

お空に2人の天使がいます(2010年12月に初期流産、2011年12月に38週で息子を死産)。

息子を亡くした約半年後から、自分の悲しみと向かい合うためにブログを書き始めました(楽天で書いています〜「共に生きる」
http://plaza.rakuten.co.jp/miso1213/ )

こちらのブログでは、天使ママ・パパ向けの情報のほかに、「今ある大切な家族との生活」のことも、ゆっくりと書いていきたいと思っています。

記事一覧(9)

周りの人との関係

子どもをなくした親にとって、「子どもがなくなった」という事実を周囲に伝えること自体が、とても苦しい作業です。流産・死産の場合は、その事実自体を周りに話してもよいものなのか、周囲の反応も考えて悩む方が多いようです。勇気を出して、我が子のことを伝えたとき、深い悲しみをいたわる暖かい言葉に慰められることもあれば、心無い言葉(多くは、グリーフについての無知から生じるのですが)に深く傷つけられることもあります。特に、小さな赤ちゃんや子どもをなくすという出来事は、周囲にとっても予想外のショックな出来事であり、滅多に経験しない出来事でもあるので、周りの人もどのような言葉かけをしたら良いか戸惑い、間違った慰めの言葉をかけてしまうことが多いように思います。天使ママさんの体験談を読んでいると、こういった周囲からの対応に傷つき、他者への信頼感、ひいては世の中への信頼感を失い、深い孤独感の中、苦しい想いを抱えている方が少なくないと感じます。なくなった我が子の存在を、周囲にどのように伝えるか。これは、多くの方が悩むテーマですが、一通りの答えがあるわけではなく、一人一人の置かれた状況に合わせて、その方が一生懸命考えて出された答えでよいのだと思います。また、同じ人でも、時間の経過と共に、考え方、周囲との関わり方は変化していくので、その時々の自分の気持ちを大切にしながら考え、行動することが大切なのだと思います。私の場合、息子をなくしたという事実について何も触れずに、何もなかったように振る舞うことがどうしても苦痛で、かといって、息子のことを語ろうとすると泣けてきてしまうため、死別後半年近くはかなり引きこもった生活をしていました。私にとって、息子の存在を周囲にどう伝えればよいのか、死別後の人間関係について悩み、考える過程は、自分は「亡くしたけれどもとても大切な家族」である息子の存在と共に生きていきたいのだと気づく過程でもありました。息子との死別により、自分は大きな影響を受け、これまでの自分とは違う自分を再構築する必要がありました。そんな自分を、ありのままの自分を隠すことなく生きるためには、息子をなくしたという事実を周囲の人にきちんと語れるようになる必要がありました。これは、周囲の人と新たな関係を作り直す必要があるということでした。自分は、周囲との新たな関係を築く必要があるのだと気づくと、では具体的にどのような作業をしなくてはいけないのか、が見えてきます。 亡くした大切な人への想いを、自分は誰と分かち合いたいのか 周りの人に、どのような形で息子のことを伝えたいのか 自分にとって本当に大切な人とは誰なのか 自分に必要な人間関係とはどのようなものなのか etc.実際に、息子をなくした悲しみや、この体験を経て自分の価値観が大きく変わったことなど、様々な自分の想いを自分の言葉できちんと語れるようになるためには、様々な試行錯誤と時間が必要でした。他者に想いをきちんと語るためには、自分の気持ちを客観的に捉える必要がありました。このために、様々な作業に取り組みました。【自分の感情や思考を客観的に見つめ、整理していくために実際に行ったこと】*自分の気持ちをノートに日記として記録する。*ポコズママの会の掲示板(たくさんの当事者の方と交流ができます)に投稿したり、自分のブログを立ち上げ、気持ちを文章にして吐き出したり、経験者の方との交流をする。*死別後のグリーフ(悲嘆)に関する書籍をたくさん読む。*信頼できる友人や家族に、息子の話を少しずつ話し、聞いてもらう。*SIDS家族の会(SIDSなどの病気や事故で赤ちゃんをなくした方や流産、死産を経験した方のための自助グループ)のお話会に参加する。*家族の会で知り合った仲間と、1〜2ヶ月ごとにランチ会をして、様々な気持ちを言葉にして語り、聴き合う。大切な人をなくすという出来事は、周囲の様々な人との人間関係に大きな影響を及ぼします。これまでの人間関係を失うこともありますが、これまで以上に深い豊かな人間関係を築くきっかけにもなりえる出来事なので、全てをマイナスに捉えるのではなく、「自分にとって本当に必要かつ大切な人間関係を作り直す機会なのだ」と捉えるとよいのかな、と感じます。私にとって、周囲との関わり方・人間関係について考え、思考を深めていく作業にとても役に立ったのが、「対人関係療法」という精神療法(精神科臨床で使用されている治療法の1つ)の考え方です。対人関係療法についてまとめてあるサイトです。

子どもに「死」をどう伝えるか

なくなった子に兄弟姉妹がいる場合、親御さんは深い悲しみ・混乱の中で、残された子どもへの関わり方について、多くのことに悩まれるのではないでしょうか?最後のお別れ・対面をさせるのか葬儀には参加させるのか子どもたちから投げかけられる疑問にどのように答えれば良いのか、きょうだいの死をどのように伝えれば良いのか子どもへの関わり方を考える時に、子どもはその年齢・発達に応じて「死」への理解を深めていく、という点を理解しておくのは大切です。◇年齢による死の理解 *未就学児死が全ての終わりを意味することを認識するのは難しい。死者を見て、眠っていてまた目が覚める、どこかに行っていてまた戻ってくると考えている。家族との死別後、周囲のただならぬ様子を察する能力はあるので、不安が高まり、親にまとわりついたり、赤ちゃん返りすることもある。死んだらどうなるのか?という質問があったら、人は死んだら再び生き返らないこと(魂について宗教的な信念があるのであれば、加えて説明する)、死んだのは誰のせいでもなく、神さまが誰かをこらしめるためにやったわけでもないことを説明することが大切。 *5〜9歳死ねば生き返ることはなく、生き物は全て死ぬ運命にあると理解するようになるが、死が自分の身の上にも起こりうるということまでは考えられない。死について正しく、簡潔な知識を与えることが大切。 *10歳以上医学的なこともかなり理解し、現実に即した死の概念がもてるようになってくる。子ども自身にも死が起こりうることだと理解しているので、身近な人の死は恐ろしく、つらいものになる。ある意味、大人と同じように死別の悲しみを体験するので、サポートが必要。 参考図書)死ぬってどういうこと? 子どもに「死」を語るとき  アール・A・グロルマン著 より

苦しい感情との向き合い方

悲しみは、大切なものを失ったときに生じる感情。怒りは、自分にとって何か問題が生じていることを教えてくれる感情。どちらも、わたしたちにとって、つらいけれども、大切な感情であること。どんな感情をもっても、おかしくないのです。私たちにとってかけがえのない大切なものを失ったのだから。大切な人をなくした後、多くの人が、これまでに経験したことのない深い悲しみや怒り、自分や他者を責める気持ち、周囲から取り残されたような孤独感、不安など様々な感情を体験します。今までにない自分の状態に戸惑い、これから一体どうなるのだろうか、この苦しみが楽になる時がくるのだろうか、という不安・疑問は、多くの死別経験者が抱えているもので、決してあなた1人が感じている特殊・異常なものではないのです。悲しみ、グリーフの形は、ゆっくり時間をかけながら、少しずつ変化していきます。今はそうは思えないかもしれませんが、「この苦しみがずっと同じ状態で続くわけではない、少しずつ楽になる時がくるのだ」と信じてみてください。どんな感情を感じても、そんな自分を否定しないであげてください。悲しみや怒りを感じる自分を、ありのままの自分を、そのまま受け止めて、いたわってあげてください。

喪中ハガキについて

 流産・死産で子どもを亡くした場合、年賀状をどうするのか、多くの人が悩んでいます。当事者としては、「大切な子どもを亡くして、喪に服しているのだから、年賀欠礼しよう」というのが当然の心情です。が、一方で、 世間一般としては、お腹の中の子はまだこの世に生まれていない子であり、その死を周囲に公にすることについては賛否両論あるようです。 ネット上の色々な意見を読んだ上での、私の考えは・・・年賀状を書く気持ちにはとてもなれないのであれば、①年賀状だけでも今後のお付き合いを継続したい方(仕事関係を含め)には、喪中ハガキを出す。誰が亡くなったかの詳細は書かずに、不幸があったため年賀欠礼する旨だけを伝える文面にする。*年賀状だけの関係で、妊娠していたことを知らない人には、不幸があったことだけを伝えるのが無難かと思います。*なんとなく年賀状だけのお付き合いをしている方には、喪中ハガキも出さずに、この機会にフェイドアウトするのもアリかと思います。②赤ちゃんの死をきちんと伝えたい&気持ちをわかってくれそうな人には、赤ちゃんの週数に関係なく、喪中ハガキで事情を伝えてよいと思います。ただし、周囲が妊娠に気付かない週数の場合、色々と聞かれて説明するほうがつらいので、通常どおり年賀状を書いたという意見がネット上では多かったです。喪中ハガキを書く場合の注意点①喪中ハガキを書いた場合、赤ちゃんのことについて色々と聞かれる可能性もある(誰が亡くなったかを書かない場合、誰が?と聞かれたり)ことを考え、その覚悟&準備(どう返答するか考えておく)をすること。 ②喪中ハガキの内容について、夫婦できちんと話し合い、意見を一致させること。*夫に話さずに出して、後から親戚等からのいちゃもんがあり、もめたという話を読んだことがあります。  また、喪中ハガキを作成すること自体、初めての方も多いと思うので、一般的な喪中はがきのマナーもまとめておきます。 ■喪中はがきとは? 〜郵便局のサイトから https://print.shop.jp-network.japanpost.jp/index.php定義:1年以内に近親者(一般的には2親等まで)に不幸があったとき、喪に服しているため、年賀の挨拶を遠慮することを知らせる挨拶状送る期間:11月中旬〜12月上旬までに届くように送る。年末に不幸があり、喪中はがきが間に合わない場合は、年が明け、松の内が明けてから(1月7日〜遅くても2月3日までに)寒中見舞いはがきとして年賀欠礼を伝える。書く内容: 1.喪中のために年賀欠礼することを伝える。近況報告やその他の用件は書かないこと。2.「年賀」「おめでとう」「お慶び」などの言葉は使わず、句読点を入れずに、お世話になったお礼等を伝える。3.いつ、誰が亡くなったのか、差出人からの続柄を伝えるのが一般的だったが、最近では、亡くなった方の詳細を入れない場合も増えている。管理人の場合は、喪中ハガキは間に合わない時期だったので、年賀状を頂いた方と、これまで年賀状をやりとりしている仕事上の目上の方にだけ、1月下旬に寒中見舞いを出しました。パソコンで文面をきちんと作成して印刷するという気力がなくて、どうしても書かなくてはという人にだけ、手書きで文面を書いて出したのですが、息子を亡くして1ヶ月くらいの時期だったので、書きながら泣けてきて、とてもつらい作業だったのを覚えています。親しい人にはメールで死産のこと、年賀欠礼の旨を伝えて済ませました。何も伝えず、年賀欠礼してしまった人も多く、どう思われているか少し気になりましたが、やりとりしている人全員に寒中見舞いを出す余力はありませんでした。